10月26日より公開されている『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語』の来場者特典である35mmフィルムだけを入手し、映画自体を観ない観客に対し、大分の映画館「T・ジョイ パークプレイス大分」の公式ツイッターで、苦言を呈するツイートをし、話題となり、後に劇場側が謝罪する事態に発展しました。
「T・ジョイ パークプレイス大分」の公式ツイッターでツイートされた苦言は、
『まどか☆マギカ』をご覧になるお客様、劇場を利用して頂き、有難うございます。1つだけ言わせてください。
特典が欲しいのは分かります。が、チケットを購入して入プレ貰ってそのまま出口から出て次の回を待つのは映画的に本末転倒ですし、
一個人のファンとして不快です。映画を楽しんでください!
というもの。
公式アカウントで語られたこのツイートが物議を醸すこととなり、様々な意見が公式アカウントに寄せられることとなります。
問題となったのは、このツイートの意見が、twitter担当者の個人の意見ではないか?ということのようです。
確かにこのツイッター担当者も、
「twitter担当の個人的なエゴで語っていると思います。」
「Tジョイ全体や、劇場の意見ではありません。個人的な思想です。一連のツイートに関しても、個人的な意見です」
と、個人的な意見であることを認めていますね。
結局、劇場側は公式ツイッターアカウントを停止、
「11月15日から発信された一連のツイッターにおける不適切発言により、多くの皆様にご不快な
思いをさせてしまいましたことを、深くお詫び申し上げます。」
と、謝罪するに至っています。
ツイッター担当者に対しても、厳重な指導を行い、管理体制を改め、再発防止に努めると宣言しています。
この担当者の気持は分からないでもないですよね。
映画を観ずに、特典だけ貰うという行動に違和感を覚えるのは、この方だけではないと思います。
そういうお客さんも、もちろん一度は観たんだと思いますが。
後は特典を映画の代金で買うわけです。
でも、本人がその特典にそれだけの価値を感じているのなら、勝手と言えば勝手なんですけどね。
特典としてしか、手にはいらないようにしてしまっているので、なんとなく映画がぞんざいに扱われているような感覚を受けますが、映画館で特典を買えるようにグッズとして販売していれば、こういうことも起きないんですけどね。
なので、ネット上では特典の握手券を求め、ファンが何枚も同じCDを購入して物議をかもした”AKB商法“と同じではないのか?との意見も上がっています。
販売者側からしたら、観る、観ない、聴く、聴かないよりも、どれだけ多く販売することができるかに重きを置いているので、どうしてもこういう問題が発生してしまうのはしかたのないことなのかもしれません。
どっちもどっちという気もしますが。
結局個人的な考えは、会社の公式アカウントでするべきではないという話ですね。
映画関係の会社としては、どれだけチケットが売れたかによって、そこに携わる社員の生活がかかっているわけですからね。
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