カドミウム取り込みを抑える遺伝子発見 3~5年間でカドミウムを吸収しないイネ開発

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東京大学の西沢直子特任教授と農業環境技術研究所の石川覚主任研究員らは、イネが土壌中のカドミウムを取り込むのを抑える遺伝子を見つけた。この遺伝子を持つイネを品種改良でつくれば、健康被害などが指摘されているカドミウムをほとんど含まないコメができるという。成果は6日に米科学アカデミー紀要(電子版)に掲載される。
(日本経済新聞2012/11/6)

東大の先生が新たに遺伝子を発見し、品種改良に役立てることができるそうです。
しかしこのカドミウムとは一体なんなのか?
カドミウムとは鉱物中や土壌中などに天然に存在する銀白色の軟かい金属で、比較的さびにくくて、
金属光沢が美しいそうです。
しかし湿気の多い空気中では徐々に酸化し灰色になって光沢を失うそうです。

用途はニッカド電池の電極や、中性子を吸収するので、原子炉の制御用材料にも使われていたり、
さまざまな工業製品に利用されているそうです。

カドミウムは蓄積性がみられ、体内に約30年間も残るらしく、毒性については、
骨や関節が脆くなるイタイイタイ病が大きな社会問題となりました。
慢性毒性では、肺気腫や腎障害などが見られるそうです。
また発ガン物質でもあるそうです。
恐ろしいですね。

土壌や水などの環境中に広く存在するので、米、野菜、果実、肉、魚など多くの農畜水産物に含まれていますが、日本においてはお米から摂取する割合が一番多いそうです。

ただ、今の摂取量では健康被害はでないそうですが、長期間摂取した時に生じる健康被害のリスクを減らすため、今回の発見でカドミウムを吸収しないイネの品種開発役立てられるとみられています。

放射線のイオンビームをコシヒカリの種子に照射して突然変異させた品種と、
既存のコシヒカリと交配すれば、3~5年間で、カドミウムを吸収しない品種ができるそうです。
ぜひとも開発してもらいたいですね。

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